韓国での整形トラブル
いわずと知れた美容整形大国の韓国。韓国で美容整形を望む女性は多く、美容整形ツアーを組む旅行代理店もあるほどです。しかしその反面、整形トラブルも多発し、問題になっていることを知らない方も多い現状です。2013年、韓国で美容整形手術を受けた外国人は20000人以上といわれ、手術を受ける人口は年々増加しているとともに、トラブルの件数も増加しています。
主な整形トラブル
・鼻の手術を受けたが、日に日に傾いてきた。
・頬が炎症を起こした。
・唇がゆがんできた。
・見た目が手術前に比べて老けた。
・メスを入れた部分の傷が消えない。
中には「目が閉じなくなった」「鼻の穴が開かなくなった」など、深刻なトラブルも報告されています。改善する為にまた手術をする羽目になり、多額の出費を伴う。結局収集がつかなくなり、顏も原型を留めなくなってしまい、恋人とも別れ、うつ状態に陥ってしまうという事例もあります。
韓国で美容整形を受ければ綺麗になれるという勘違い
実際、韓国の美容整形技術は非常に高いです。しかし、誰もが韓国にいって理想の美貌を手に入れられるかというと、それはまた違います。専門家からの意見では、まずコミュニケーション(言葉)の面で、本当に自分の理想を伝える事が困難なこと、また、美容整形は注射たった一本でもアフターケアが非常に大切で、ツアーで整形をしたものの、帰国して何かあってはどうにもならないという部分を指摘しています。整形手術を受けるのであれば、意思疎通がしっかりと出来、保証も充実した日本で受けるに越したことは無いようです。
整形トラブルと訴訟問題
過去、整形トラブルから外国人が韓国の病院側に対し、訴訟や損害賠償、慰謝料の請求を行った事例は少なくありません。ただ、言語上の問題や、裁判の進行上の問題、訴訟を起こすとしても自国の公文書を翻訳する必要があるなど、多大な量力を伴うと共に、医師側が過失を認めない場合も多く、賠償額を勝ち取ったという事例は多くはありません。しかし、今現在も「韓国で美容整形を受ければ綺麗になれる」と捉えている外国人(特に中国人、日本人)が多い現状で、今後も整形トラブルが関連した訴訟業務は増加する見込みです。